D-STAR豆知識
ID-31/51(Plusモデル以前の機種)でRS-MS1Aを楽しむ方法

<用意するもの>
・D-STAR機:ID-31やID-51(PLUSモデル以前)
・Android端末(Android4.0以上、USBホスト機能)
・データ通信ケーブル:OPC-2350LU
◎アプリのインストール

1、Google Playストアで[RS-MS1A](またはICOM)と入力してアプリを検索。
2、検索リストから[RS-MS1A]をタップし、ストア掲載情報を表示。
3、画面右にある「インストール」をタップするとインストールを開始します。
次にデータ通信をするための本体設定を行います。
◎無線機側の準備
データ端子を使う他の機能を全てOFFにし、簡易データ通信が行える状態にします。
・MENU[GPS]-[GPS設定]-[GPS出力]→OFF
・MENU[GPS]-[GPS送信モード]→OFF
・MENU[GPS]-[GPS設定]-[GPS選択]は外部GPS以外を選択
・MENU[機能設定]-[データスピード]→9600bps
・MENU[DV設定]-[DVデータ通信]→オート
◎ID-31/ID-51とAndroid端末を接続する


OPC-2350LUを用意し、ID-31/ID-51とAndroid端末を接続します。
Android端末の機種によっては、USB接続モードの指定が必要な場合があります。その場合は「ファイルの転送」を選択してください。
下記のメッセージが出た場合は“OK”を選択します。

◎RS-MS1Aの設定
RS-MS1Aを起動し、起動画面で「その他(USB接続)」を選択。左上[三]マークをタップするとRS-MS1Aのメニューが表示されます。
・MENU[アプリケーション設定]-[USB設定]-[ボーレート設定]→9600bps
・MENU[USB接続]で「情報 既に接続中です」が表示されることを確認して“OK”をタップします。
右上[︙(縦三点リーダのマーク)]をタップしRS-MS1Aに自局コールサインを設定します。
ここまでの設定で、画像伝送やテキスト伝送ができるようになりました。
◎画像伝送:送信

Android端末で撮影、または保存した画像を送信できます。
1、画面中央の黒いスペースをロングタップして送信設定画像を選択。
2、画質・画像サイズ選択し[OK]
3、画像に位置情報を付加する場合は[位置情報]をタップ
4、「地図から追加」「手動入力」「GPS/Wi-Fiから取得」を選択
5、画像にテキストを添える時はテキストを入力します。
6、[送信開始]をタップすると画像が送信されます。
◎画像伝送:受信

画像を受信すると、受信画面で画像が表示されます。
■POINT!
受信中にRS-MS1Aの受信画面以外で操作していても、画像は受信します。画像伝送の「受信画面」を選択すると、受信した画像を確認できます。

受信画像右下の[画像保存]をタップすると、受信した画像をスマートフォンやタブレットのメモリに保存できます。
■POINT!
icom\RsMs1a\Pictures内に自動で保存されます。スマートフォンやタブレットに保存した画像は、印刷専用アプリを使ったり、パソコンに画像データを取り込んだりすることで、プリンターで印刷することもできます。
◎画像伝送:受信履歴

受信した画像を一覧表示します。
最大500件の受信履歴を記憶できます。
500件を超えると古い履歴から削除されます。
履歴をロングタップすると、削除できます。
履歴をタップすると、詳細画面が開きます。このとき[保存]をタップすると受信した画像をスマートフォンやタブレットのメモリに保存できます。
◎RS-MS1Aの無線機選択画面と機種別一覧
データ通信 | データ通信+CI-V | ||||
---|---|---|---|---|---|
画像伝送 | テキスト伝送 | DR | マッピング | ||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||
Bluetooth | ID-4100 ID-5100 |
○ (ファースト○) |
○ | ○ | ○ |
USBケーブル | ID-51 50周年記念モデル ID-51PLUS/PLUS2 ID-31PLUS |
○ (ファースト○) |
○ | ○ | ○ |
ID-31、ID-51 IC-7100、IC-9100 その他DVモード |
○ | ○ | × | × | |
Bluetooth | TH-D74(kenwood製) 自作BTユニット |
○ (TH-D74はファースト○) |
○ | × | × |
「その他(Bluetooth接続)」を選択するとTH-D74で画像やテキスト伝送が可能に。
iOS版のRS-MS1IはBluetoothユニット(UT-137)を組み込んだID-4100のみに対応しています。