高性能リアルタイムスペクトラムスコープ、
新開発のRFダイレクト・サンプリング方式を採用した最強のコンパクトHFトランシーバー。
●クラス最強の高性能リアルタイムスペクトラムスコープを搭載。
●デジタル技術の粋を結集した「RFダイレクト・サンプリング方式」を採用。
●クラスを超越する優れたRMDR/送信波のフェーズノイズ特性を実現。
●帯域外の信号を効率よく減衰させる15分割のBPF。
●強信号入力時の受信IMD特性を向上させる新機能「IP+」を搭載。
●操作性を高めるタッチパネルとマルチダイヤルを採用。
●コンパクトなボディにオートアンテナチューナーを内蔵。
主な特長
■クラスを超越した圧巻の性能
IC-7300のリアルタイムスペクトラムスコープは、分解能、スイープスピード、ダイナミックレンジ等、全てにおいて圧倒的なスペックを備えています。受信音を聞きながら空き周波数の確認やバンドコンディションの把握はもちろん、目的の信号に素早くアクセスすることが可能です。IC-7300なら、高性能なリアルタイムスペクトラムスコープを活かした高度な運用を楽しんでいただくことができます。
リアルタイムスペクトラムスコープ性能
| SCOPE方式 |
FFT方式 |
波形表示領域(縦軸) |
80dB |
| スイープスピード |
約30画面/秒(最大)、
3段階で設定可 |
リファレンスレベル調整 |
-20dB~+20dB |
| Maxホールド表示 |
ON/OFF/直近10秒 |
| スパン幅 |
5kHz~1000kHz |
その他の機能 |
・アベレージ表示
・SCOPE画面タッチで周波数変更
・VBW調整機能 |
分解能(単一キャリア受信時、
60dB帯域幅の表示ドット数) |
最小約1ドット |
■ウォーターフォール表示にも対応。
ウォーターフォール表示により、受信信号の履歴を時系列で確認したり、スペクトラムスコープだけでは判別し難い
微弱な信号を視認したりすることが可能。さらに、スペクトラムスコープと同時に表示することで、バンドの状況、
空き周波数の情報を、より詳細に知ることができます。高性能なスペクトラムスコープとウォーターフォール表示により、
微弱なDX局の信号を見逃すことなく、IC-7300の信号性能を最大限に引き出し、交信の可能性を高めます。
スペクトラムスコープ+ウォーターフォール表示例
スペクトラムスコープ+ウォーターフォール表示例(エキスパンド)
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■オーディオスコープを搭載。
IC-7851やIC-7700等の高級機にも搭載されているオーディオスコープを搭載。送受信音のFFTスコープ、オシロスコープの表示が可能です。
相手局の送信波の変調特性や自局のマイクコンプレッサー効果確認、受信音のスペクトラム表示によるフィルター幅やノッチの特性を目で確認するなど、
多彩に活用することができます。さらに、オシロスコープではCWのキーイング波形を視認することもできます。
スペクトラムスコープ+FFTスコープ+オシロスコープ
FFTスコープ+オシロスコープ表示例
■デジタル技術の粋を結集した「RFダイレクト。サンプリング方式」を採用
長年にわたり蓄積してきたデジタル技術とそのノウハウを結集し、アイコムが他社に先駆けて採用したのが、
新開発のRFダイレクト・サンプリング方式です。このRFダイレクト・サンプリング方式では、RF信号を直接デジタル信号に変換することで、
複雑なアナログ処理をFPGAで一括処理しています。これにより従来のダブルスーパーヘテロダイン方式よりも回路構成が
大幅にシンプルになりました。アイコムが採用したRFダイレクト・サンプリング方式は、高性能なリアルタイムスペクトラムスコープ、
優れた基本性能、クラスを超越するRMDR/送信波のフェーズノイズ特性を実現するなど、アマチュア無線機の新時代を担う技術です。
■新機能「IP+」を搭載。
RFダイレクト・サンプリング方式の性能をフルに引き出し、受信IMD性能を向上させる新機能「IP+」を搭載。
強信号入力時にADコンバーターの動作を最適化し、IP3を向上させます。
■クラスを超越するRMDR/フェーズノイズ特性を実現。
大型HF機と比較すると、IC-7300のようなコンパクト機ではRMDRや送信波のフェーズノイズの特性については
ある程度妥協せざるを得ませんでした。しかし、RFダイレクト・サンプリング方式を採用することにより、
IC-7300においても高級機並みに理想とする性能を追求することが可能となりました。その結果、従来の
同クラスを超越するRMDR/送信波のフェーズノイズ特性を達成。下記比較図の通り、RMDRは97dB※(代表値)、
送信波のフェーズノイズにおいてはIC-7200比で約15dB(1kHz離調時)の改善を実現しています。
また、この優れたフェーズノイズ特性は送信のみな らず受信のクオリティ向上にもつながっています。
※1kHz離調(受信周波数:14.2MHz、MODE:CW、IF BW:500Hz)
RMDRとは : RMDR(Reciprocal Mixing Dynamic Range)とは「受信回路のLOに付随するフェーズノイズにより
近接 する強入力信号からのブロッキングの影響で、受信感度がどの程度悪化するか」の指標。
数字が大きい程ブロッキングの影響が少ないことを示します。一般的にLOのフェーズノイズが小さいほど、
この特性が優れています。
■帯域外の信号を効率よく減衰させる15分割のBPF。
IC-7300のBPF(バンドパスフィルター)は高級機に匹敵する15分割。RF段でバンド外の妨害信号を確実に減衰させます。
しかも、High-Qコイルを使用することで、高級機レベルの特性を実現しています。
■コンパクトなボディにオートアンテナチューナー内蔵。
幅240mm×高さ95mm×奥行238mmのコンパクトなボディにアンテナチューナーを内蔵しています。
また、同調のとれるアンテナがない場合でも、非常時には送信が可能(送信出力など制限あり)になる
チューニング拡張機能も新たに搭載しています。
■操作性を向上させるマルチダイヤルを採用。
マルチダイヤル&タッチにより、各種項目の設定操作が格段にスピーディになります。
マルチダイヤルを押すと画面の右端にメニューを表示、そのメニューにタッチして項目を
選択しマルチダイヤルを回してレベルを調整します。
■タッチ操作対応の大型カラーTFT液晶ディスプレイを装備。
IC-7300の4.3インチ大型カラーTFT液晶は、タッチ操作に対応しています。周波数やモードはもちろん、
フィルターなど各種項目をスピーディに設定することができます。
従来機では手間がかかっていたメモリーネーム等の入力も、タッチパネルのソフトキーを使えばストレスなく行えます。IC-7300の4.3インチ大型カラーTFT液晶は、タッチ操作に対応しています。周波数
やモードはもちろん、フィルターなど各種項目をスピーディに設定することができま
す。従来機では手間がかかっていたメモリーネーム等の入力も、タッチパネルのソフ
トキーを使えばストレスなく行えます。

大型カラーTFTディスプレイ搭載 |
タッチ操作に対応 |
バンドスタッキングレジスター表示 |
マルチメーター表示 |
メニュー表示例 |
日本語表記にも対応 |
タッチ操作で周波数を入力 |
タッチ操作でメモリーネーム入力 |
■聞き取やすい高音質を実現。
大型のマグネットを備えた新しいスピーカーユニットを採用。さらにアルミダイキャストケースに音響を考慮したスピーカー専用のスペースを
確保することで、大音量でも歪みの少ない聞き取りやすいクリアな音質を実現しています。
■SDカードスロットを搭載
交信の録音、RTTYデコードのログ、表示画面のキャプチャー画像等をSDカードに保存することができます。
また、ボイス送信用に音声の保存も可能。さらに無線機の設定も保存することができるので、オペレーターが
代わってもSDカードを差し替えるだけで、各自がすぐに好みのセッティングで運用することができます。
■発展性も抜群の充実したインターフェース。
USB端子(CI-V、オーディオ、IF出力)、ALCジャック、SENDジャックなど、インターフェースが充実しています。
リモート操作、リニアアンプの接続等、より高度な運用を求めるユーザーのニーズにも対応しています。
■その他の機能群
- 長時間の運用をサポートする大型のクーリングファン
- 送受信に対応した音声録再機能
- RTTYデコードログ機能
- 表示画面キャプチャー機能
- マルチメーター表示
- メモリーチャンネル101ch(通常メモリー99ch、スキャンエッジ2ch)
- マルチメーター表示
- IPリモートコントロールソフトウェアRS-BA1(オプション)に対応。(後日対応)
- CW受信リバース機能をはじめとした多彩なCW機能群 ほか
おもな付属品
- アップ/ダウンスイッチ付きハンドマイクロホン HM-219
- 電源ケーブル
- 予備ヒューズ ほか
仕様
一 般 仕 様 |
周波数範囲 |
受信周波数
<動作範囲>
30kHz~74.800MHz
<保証範囲>
500kHz~29.9999MHz
50.000MHz~54.000MHz
送信周波数
1.810MHz~1.825MHz
1.9075MHz~1.9125MHz
3.500MHz~3.575MHz
3.599MHz~3.612MHz
3.680MHz~3.687MHz
3.702MHz~3.716MHz
3.745MHz~3.770MHz
3.791MHz~3.805MHz
7.000MHz~7.200MHz
10.100MHz~10.150MHz
14.000MHz~14.350MHz
18.068MHz~18.168MHz
21.000MHz~21.450MHz
24.890MHz~24.990MHz
28.000MHz~29.700MHz
50.000MHz~54.000MHz
4630kHz
|
| モード |
SSB、CW、RTTY、AM、FM |
| メモリーチャンネル数 |
101ch (スプリット99ch+スキャンエッジ2ch) |
| アンテナインピーダンス |
50Ω (不平衡) |
| アンテナ端子 |
M型1系統 |
| 電源電圧 |
DC13.8V±15% |
| 接地方式 |
マイナス接地 |
| 消費電流 |
受信時/0.9A
受信最大出力時/1.25A
送信時(100W時)/21.0A |
| 使用温度範囲 |
-10℃~+60℃ |
| 周波数安定度 |
±0.5ppm以内 (-10℃~+60℃) |
| 周波数分解能 |
最小1Hz |
| 外形寸法 |
240(W)×95(H)×238(D)mm (突起物を除く) |
| 重量 |
約4.1kg(オプション含まず) |
送 信 部 |
送信出力 |
SSB/CW/RTTY/FM:100W~2W
AM:25W~1W |
| 変調方式 |
SSB:数値演算型平衡変調
AM:数値演算型低電力変調
FM:数値演算型リアクタンス変調
|
| スプリアス発射強度 |
<スプリアス領域>
1.8~28MHz:-50dB以下
50MHz帯:-63dB以下
<帯域外領域>
1.8~28MHz:-40dB以下
50MHz帯:-60dB以下
|
| 搬送波抑圧比 |
50dB以上 |
| 不要側波帯抑圧比 |
50dB以上 |
マイクロホン インピーダンス |
600Ω |
受 信 部 |
受信方式 |
ダイレクト・サンプリングスーパーヘテロダイン方式 |
| 中間周波数 |
36kHz |
| 受信感度 (TYP) |
| SSB/CW (10dB S/N時) |
| 1.8MHz~29.995MHz |
:-16dBμ (0.15μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 |
:-18dBμ (0.12μV) | (プリアンプ2 ON時) |
| | |
| AM (10dB S/N時) |
| 0.5MHz~1.8MHz |
:+22dBμ (13.0μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 1.8MHz~29.995MHz | :+6dBμ (2.0μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 |
:0dBμ (1.0μV) | (プリアンプ2 ON時) |
| | |
| FM (12dB SINAD時) |
| 28.0MHz~29.7MHz | :-6dBμ (0.50μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 |
:-12dBμ(0.25μV) | (プリアンプ2 ON時) |
|
スケルチ感度 (Threshold) |
SSB +15dBμ (5.6μV)以下
FM -10dBμ (0.3μV)以下
(HF帯/プリアンプ1 ON時、50MHz帯/プリアンプ2 ON時)
|
| 選択度 (TYP) SHARP時 |
SSB (BW=2.4kHz)
2.4kHz以上/-6dB
3.4kHz以下/-40dB
CW (BW=500Hz)
500Hz以上/-6dB
700Hz以下/-40dB
RTTY (BW=500Hz)
500Hz以上/-6dB
800Hz以下/-40dB
AM (BW=6kHz)
6.0kHz以上/-6dB
10kHz以下/-40dB
FM (BW=15kHz)
12.0kHz以上/-6dB
22kHz以下/-40dB
|
| スプリアス妨害比 |
70dB以上 |
| 低周波出力 |
2.5W以上 (8Ω負荷、1kHz、10%歪率時) |
| 低周波負荷インピーダンス |
8Ω |
- 定格はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)測定法によります。
- 当製品はオープンソースソフトウェア「zlib」を当該オープンソフトウェアのライセンスに従い本製品に利用しています。
- 当製品はオープンソフトウェア「libpng」を当該オープンソフトウェアのライセンスに従い本製品に利用しています。
- 当製品はリアルタイムOS「RTX」を当該ソフトウェアのライセンスに従い本製品に利用しています。
- 定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
- アイコム株式会社、アイコム、ICOMロゴは、アイコム株式会社の登録商標です。