進化した基本性能と多彩な機能が、本格的なHF運用を実現。
- 上位機種と同レベルの32bit浮動小数点DSPを搭載。
- 第3次インターセプトポイント(IP3)+30dBmクラス(HF帯)を実現。
- フラグシップ機の流れをくむダブルスーパーヘテロダイン方式を採用。
- 15/6※/3※kHzの1st IFフィルターを搭載。(※ オプション)
- 大型ディスプレイ、大型化したMIC/RF PWRツマミ等により操作性が向上。
- 快適なRTTY運用を実現する周波数安定度±0.5ppm。
- 効率的な運用を実現するバンドスコープを標準装備。
- IPリモートコントロールソフトRS-BA1に対応。
■進化し続けるアイコムの最新のDSP技術を投入
前モデルIC-7400のDSP (処理能力/ 120MFLOPS)に対し、IC-7410では処理能力/ 2000MFLOPSのDSPを採用しています。
さらに、高ダイナミックレンジと優れたS/Nを誇るAD・DAコンバーター (AK4620B)を搭載。
これらのDSP、AD・DAコンバーター等のデバイスの進化と、アイコムが長年に渡り自社で開発/発展させてきたソフトウェア、
DSPの性能を最大限に引き出す独自のデジタル信号処理アルゴリズムを活かしたIC-7800のAGC回路を継承しています。
また、3種類から減衰量を選べるマニュアルノッチフィルター、デジタルツイン PBT®をはじめとした混信除去機能、
パルス性のノイズに対応するノイズブランカー、頭切れのないVOX機能など、各種機能の向上も果たしています。

DSP
<ADSP-21369>
動作クロック 333MHz
32bit 浮動小数点
処理能力=2000MFLOPS
|

AD・DAコンバーター
<AK4620B>
ADC S (N+D):100dB
ADC DR、S/N:113dB
DAC S (N+D):97dB
DAC DR、S/N:115dB
|
■フラグシップ機の流れをくむダブルスーパーヘテロダイン方式を採用
受信方式は、トリプルスーパーヘテロダイン方式(IC-7400)から、弊社フラグシップ機でも採用しているダブルスーパーヘテロダインへと進化。
歪みの原因となるミキサー、アンプ、フィルター等の回路を減らし、インバンドIMD特性を向上させています。これにより、これまで内部歪みやノイズに埋もれ、
聞き取れなかった微弱な信号も浮かび上がらせます。
■上位機種に匹敵するIP3=+30dBmを実現(14MHz帯、Spacing/100kHz)

ダイナミックレンジ特性図
|
アナログ技術と先進のDSP技術を高次元で融合させることで、高ダイナミックレンジを実現しています。
さらに、第3次インターセプトポイント(IP3)は、上位機種と同等の+30dBmクラス(HF帯)を達成。
放送局や近隣のアマチュア局等の強力な信号が林立するような状況下であっても、目的の信号をしっかりと捕らえます。
■15kHz/6kHz※/3kHz※の1st IFフィルターを搭載

1st IFフィルター(6kHz/3kHz)〈オプション〉
|
モードに応じて適切な通過帯域幅(FMモード時は15kHzのみ)に切り替えることができる3つの1st IFフィルター(15kHz、6kHz※、3kHz※)を搭載。
このフィルターは、IMDを改善するために、インピーダンス特性を重視しており、
特に3kHzの1st IFフィルターは近隣周波数の強力信号からの影響を効果的に軽減します。
※ オプション。
■周波数安定度±0.5ppmを達成
TCXOタイプの高安定度基準発振水晶ユニットを採用することで、周波数安定度は±5ppm(IC-7400)から±0.5ppmまで向上。
高い周波数安定度が求められるRTTYモード時等において、より安定した運用が可能です。
■大型ディスプレイの採用で視認性が向上
ディスプレイを大型化(IC-7400比)することで、周波数の確認、各種設定状況の把握が容易になりました。情報の視認性が向上したことにより操作性が高まり、
よりスムーズな運用が可能になります。
■ツマミの大型化、独立により、操作性が向上
MIC/RF PWR/CW PITCHツマミを大型化した他、COMP/MONI GAIN/BK-IN DELAYツマミを独立させることで、操作性の向上を実現しています。
■バンドスコープを標準装備
バンドのコンディションを一目で把握することができるバンドスコープを標準装備。効率の良い運用が可能になります。
■さらに磨きのかかったDSP機能群
高スペックの32ビット浮動小数点DSPの採用、及びDSPによるAGCループ内処理により、デジタル機能群は飛躍的な性能アップを果たしており、
多彩な高性能デジタル機能群が、あらゆる状況で快適な運用をサポートします。
- 2種類(シャープ/ソフト)から、しかも信号を受信しながら切り替えることができるデジタルIFフィルター。
- 抑圧可変レベルを16段階で可変できるノイズリダクション。
- 帯域内のビート妨害やチューニング等の不要信号を強力に減衰させるマニュアルノッチとオートノッチ。
- 目的信号の上下から同時に混信を受けた場合に、絶大な威力を発揮するデジタルツイン PBT®(IFシフトとして動作させることも可能)。
■RTTYデモジュレーター&デコーダーを装備
ボドーRTTY用デモジュレーターとデコーダーを標準装備しているので、パソコンや外部機器なしでも、RTTYの電波を解読することができます。
また、微弱な信号も解読可能にするツインピークフィルターやゼロインを容易にするチューニングインジケーターも装備しています。
■CW機能群も充実
CW PITCHツマミの大型化、独立したBK-IN DELAYツマミにより操作性が向上。
また、DSPによる波形整形機能、外部制御に対応した4chのメモリーキーヤー、多機能エレクトロニックキーヤー
(スピード可変〈6〜48WPM〉、長短レシオ〈2.8:1〜4.5:1〉、極性反転、バグキー機能)など、
CWマニアのニーズを満たす充実の機能群を備えています。もちろん、フルブレークインにも対応しています。
■バリコン式高精度アンテナチューナーを内蔵
1.9MHz帯〜50MHz帯までをカバーする高速オートアンテナチューナーを内蔵。
リレーでステップ切り替えするタイプより、チューニング精度の高いバリコン式を採用しています。
また、一度マッチングさせた同調ポイントはメモリにバックアップされるため、
スピーディなバンドチェンジ、スムーズなマルチバンド運用が可能です。
■背面にUSB端子を装備
USB端子を装備しているので、リモートコントロールやパソコンとの音声信号入出力等を容易に行うことが可能。
RTTYの受信をUSB経由でパソコン画面に表示することもできます。
もちろん、従来のCI-Vリモート端子も装備しています。
■大型のヒートシンクを採用
大型(IC-7400比)のヒートシンクを採用することで、放熱効果が向上。 高出力、長時間運用においても、安定したオペレーションが可能になります。
■IPリモートコントロールソフトウェアRS-BA1に対応
RS-BA1を使えば、イーサネット、IP網経由で離れた場所からIC-7410をコントロールすることができます。
もちろん、混信除去機能やフィルターの設定など、ほとんどの機能を遠隔操作することが可能です。
RS-BA1の製品情報はこちら
※ 遠隔操作に関する法令を順守して運用してください。
■その他の機能群
- Sメーターレベルもアナウンスできる周波数スピーチ機能を標準装備
- パワー、ALC、SWR(またはCOMP)の同時表示が可能なマルチファンクションメーター
- バンドエッジ警告ビープ(機能オフも可)
- VSC(ボイススケルチコントロール)機能
- RFスピーチコンプレッサー
- マイクイコライザーと送信帯域幅設定機能
- 2タイプのプリアンプ〈相互変調特性重視のプリアンプ1〉と〈増幅ゲイン重視のプリアンプ2〉
- アッテネーター(20dB)
- 送受信イコライザー機能(低音・高音で各々11段階設定〈SSB/AM/FM〉)
- 50波のトーンエンコーダーとトーンスケルチ機能を標準装備
- トリプルバンドスタッキングレジスター
- SSB、CWの切り替え時に役立つ周波数シフト機能
- SSBモードでのBPF機能及び、CW/RTTYでの1/4倍ダイヤル減速機能
- クイックスプリット機能
- ±9.999kHzまで可変可能なRITとΔTX
- 1Hzピッチチューニングと1Hz表示
- プログラムスキャン、メモリースキャン、セレクトメモリースキャン、Δfスキャン
- オートTS機能(感度2段切り替え)
- AH-4コントロール回路
■おもな付属品
- DC電源ケーブル
- ACC用ケーブル付き13ピンプラグ
- 予備ヒューズ
- CW用キープラグ
■背面パネル
仕様
一 般 仕 様 |
周波数範囲 |
受信周波数
<動作範囲>
30kHz〜60.000MHz
<保証範囲>
500kHz〜29.9999MHz
50.000MHz〜54.000MHz
送信周波数
1.810MHz〜1.825MHz
1.9075MHz〜1.9125MHz
3.500MHz〜3.575MHz
3.599MHz〜3.612MHz
3.680MHz〜3.687MHz
3.702MHz〜3.716MHz
3.745MHz〜3.770MHz
3.791MHz〜3.805MHz
7.000MHz〜7.200MHz
10.100MHz〜10.150MHz
14.000MHz〜14.350MHz
18.068MHz〜18.168MHz
21.000MHz〜21.450MHz
24.890MHz〜24.990MHz
28.000MHz〜29.700MHz
50.000MHz〜54.000MHz
4630kHz
|
| モード |
LSB/USB、CW、RTTY、AM、FM |
| メモリーチャンネル数 |
101ch (スキャンエッジ2ch含) |
| アンテナインピーダンス |
50Ω (不平衡) |
| アンテナ端子 |
M型2系統 |
| 電源電圧 |
DC13.8V±15% |
| 接地方式 |
マイナス接地 |
| 使用温度範囲 |
0℃〜+50℃ |
| 周波数安定度 |
±0.5ppm以内 (0℃〜+50℃) |
| 周波数分解能 |
最小1Hz |
| 消費電流 |
受信時最大:3.0A
送信時最大:23A
|
| 外形寸法 |
315(W)×116(H)×343(D)mm (突起物を除く) |
| 重量 |
約10.2kg (オプション含まず) |
送 信 部 |
送信出力 |
SSB/CW/RTTY/FM:100W〜2W
AM:27W〜2W
|
| 変調方式 |
SSB:数値演算型平衡変調
AM:数値演算型低電力変調
FM:数値演算型位相変調
|
| スプリアス発射強度 |
<スプリアス領域>
1.8〜29.7MHz:-50dB以下
50MHz帯:-63dB以下
<帯域外領域>
1.8〜29.7MHz:-40dB以下
50MHz帯:-60dB以下
|
| 搬送波抑圧比 |
40dB以上 |
| 不要側波帯抑圧比 |
55dB以上 |
マイクロホン インピーダンス |
600Ω |
受 信 部 |
受信方式 |
ダブルスーパーヘテロダイン方式 |
| 中間周波数 |
1st IF:64.455MHz
2nd IF:36kHz
|
| 受信感度 (TYP) |
| SSB/CW (10dB S/N時) |
| 1.8MHz〜29.999MHz | :-16dBμ (0.16μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 | :-18dBμ (0.13μV) | (プリアンプ2 ON時) |
| | |
| AM (10dB S/N時) |
| 0.5MHz〜1.8MHz | :+22dBμ (12.6μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 1.8MHz〜29.999MHz | :+6dBμ (2.0μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 | :+4dBμ (1.6μV) | (プリアンプ2 ON時) |
| | |
| FM (12dB SINAD時) |
| 28.0MHz〜29.7MHz | :-6dBμ (0.50μV) | (プリアンプ1 ON時) |
| 50MHz帯 | :-10dBμ(0.32μV) | (プリアンプ2 ON時) |
|
スケルチ感度 (Threshold) |
<SSB> +15dBμ (5.6μV)以下
<FM> -10dBμ (0.32μV)以下
(HF帯/プリアンプ1 ON時、50MHz帯/プリアンプ2 ON時)
|
| 選択度 (TYP) SHARP時 |
SSB (BW=2.4kHz)
2.4kHz以上/-6dB
3.4kHz以下/-40dB
CW (BW=500Hz)
500Hz以上/-6dB
700Hz以下/-40dB
RTTY (BW=350Hz)
500Hz以上/-6dB
800Hz以下/-40dB
AM (BW=6kHz)
6.0kHz以上/-6dB
10kHz以下/-40dB
FM (BW=15kHz)
12.0kHz以上/-6dB
22kHz以下/-40dB
|
| スプリアス妨害比 |
70dB以上 |
| 低周波出力 |
2.0W以上 (8Ω負荷、10%歪率時) |
| 低周波負荷インピーダンス |
8Ω |
| ※ |
定格はJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)測定法によります。 |
| ※ |
定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。 |